ごあいさつ
滋賀県内の10代の小児がん患者さんは200名弱いらっしゃいます。これまでのインタビューやアンケート調査の結果では、小児がんに罹られたお子様やAYA世代(思春期から若年成人)の方々ご本人のみでなく、そのご家族様も多くの困難さや悩みがあることが明らかとなっています。
滋賀県の平成30年度からの第3期がん対策基本計画では、ライフステージに応じたがん対策に取り組むこととし、令和元年度から小児がん専門相談事業を開始しました。この小児がん患者支援事業は、滋賀県小児がん相談支援体制整備事業として、滋賀県の委託を受けて、滋賀医科大学が滋賀県の職員と医学部の大学教員と共同で小児がんの患者さんやご家族の皆様に専門的な相談対応ができる機能を持つワンストップ専門相談を始めとした支援事業です。今後は、当事者の方々や医療者も学べる研修会や講演会なども行い、ホームページ上でも新しい情報などを発信していきたいと考えています。
お子様やAYA世代のがん患者さんやご家族の皆さま、どんな些細な事でも大丈夫ですので、何かお困りごとなどがございましたら、ご連絡を頂ければと思います。